前節は2種登録の本間至恩選手の劇的決勝ゴールでアルビは勝利したわけですが、至恩くんのように「2種登録」っていうのと、先日2020年の入団が発表された新潟医療福祉大の矢村選手のような「特別指定」っていうのは、違いは何なんでしょうか。疑問に思ったので調べてみることにしました。そもそも「2種」って何だ?ってことですよね、疑問は。
【2種登録選手】Jリーグクラブの日本サッカー協会第2種チーム(18歳以下の選手で構成されるチーム)に所属しながら、Jリーグの公式戦に出場することを認められたサッカー選手のこと。過去に原則としてトップチームへの登録は1チーム5人までとなっている、という記述が当ページでなされていたものの、2016年のJリーグ規定集にはJ1.J2及びJ3での第2種トップ可についての人数制限に関する記述は無い。
【特別指定選手】特別指定選手制度とは、日本サッカー協会がユース世代のサッカー選手に対して、所属クラブ・連盟の枠を超えて高いレベルでのプレーができる機会を与えるための制度。対象者は全日本大学サッカー連盟、全国高等学校体育連盟、または第2種日本クラブユースサッカー連盟のいずれかに加盟しているチームの登録選手、受け入れ先はJリーグ所属クラブ。
なるほどね。ほぼボクが漠然と理解していたとおりでした。ざっくり言えば、ユースの選手をトップチームで使う場合には「2種登録」で、そうでない選手(高校チームや大学チームに所属ずる選手)は「特別指定選手」ってことです。でもよく読むと、例えば他のJリーグチームの下部組織に所属する選手を、「特別指定選手」としてアルビが契約することも可能なんですね(そんなことはあまりないでしょうけど)。あと、アマチュア選手としての契約であるため、試合給以外の給料が支払われることはないようです。
で、今現在アルビレックスには、2種登録選手が4人、特別指定選手が1人います。まさに「未来の新潟の星・候補者」ですね。整理しておきましょうか。
●背番号36 本間至恩(MF) 2種登録 村上市出身
●背番号35 岡本將成(DF) 2種登録 富山県出身
●背番号37 五十嵐新(MF) 2種登録 新潟市出身
●背番号41 藤田和輝(GK) 2種登録 三条市出身
●背番号39 矢村健(FW) 特別指定選手 新潟医療福祉大学 東京都出身
片渕監督が今後のリーグ戦の采配の中で、本間至恩くんに続いて彼らを使っていく可能性があるかもしれませんね。ピチピチした若手の躍動が、アルビレックスに旋風を巻き起こすことを期待しましょう。