昨日の敗戦のショックから立ち直れず、モヤモヤした気分で3連休の中日を過ごしているアルビサポも少なくないのではないでしょうか?ボクも、「嫌なことはとっとと忘れてしまおう!」とばかり、朝から畑仕事をしたり、女房に頼まれていたて古い家の建て付けの悪いところを修理したり、お寺の用事を済ませたり、意識的にアクティブに動いているのですが、頭の中には「モヤモヤ感」は渦巻いているのであります。まぁしょうがないよね。水曜日までの辛抱だ!3連敗は何がなんでも阻止しなきゃね。
さて、スカパー!で昨日のゲーム後のヤンツーのインタビューを見ました。敗戦監督へのインタビューということで、インタビュアーの梅山さんの聞きづらそうな雰囲気が、視聴者のボクらにも伝わってくるようでありました。そこでヤンツー監督は、アルビの選手に対して辛辣な発言をしておりました。
その2つの失点は原因がある。ゲームが始まって1分かそこらしか経っていないのに水を飲んでいる選手がいる。それはスキがある証拠。2つ目の失点もチョロチョロと転がっているボールを2人してお見合いしている。考えづらいことです。ちょっとしたことかもしれないが、いつもそういうところが大きな差になって出てくる。まだまだ甘さがあります。危機感というものがないし、責任感もまだまだ足りない。
こんな監督の厳しいコメントを聞けば、「いったい誰だ?」と疑問をもつのがまっとうな感覚です。ボクはさっそく「スカパー!オンデマンド」で、確認をいたしました。
確かに開始早々の2分24秒。FC東京の1点目となるコーナーキックの直前のシーンで、東口が守るゴールマウスの脇のドリンクボトルを手に取り、水分補給をしている選手がおりました。まぁヤンツーの言う「1分かそこら」ではないけど、この時のことを言っているのかなぁ…。「スキがある」と断言されたのはこの○○選手なのかなぁ…。
さらに2失点目のPKを与える直前の6分10秒前後、自陣ゴール前で、タイミング的には完全にFC東京からボールを奪ったとボクらが確信した時に、お見合いをしてボールを奪われた守備陣。○○選手と○○選手の2人と言うよりも、ボールのまわりにオレンジのユニを着た選手が2人を含んで5人いましたぜ。確かにこのシーン、見ていたボクらも「何やってるんだよ!」と叫んだ覚えがあります。
さて、インタビューで固有名詞こそ出されなかったけど、それとほぼ同じような発言をヤンツーにされた選手達は、次節どうなるのでしょうね。ヤンツー監督はお灸をすえる意味でベンチスタートさせるのでしょうか。それとも、あの発言は選手に奮起を促す意味もあり、使い続けるのでしょうか。監督の指導観にも大きく関与する次節のスターティングメンバーやメンバー交代。ボクは注目したいと思っています。
プロ野球の監督でも、マスコミ記者の前でわざと選手の名前を出して批判する(ぼやく)監督と、絶対にそれをしないことを哲学にしている監督がいましたよね。前者は野村克也さん。後者は落合博満さん。両監督ともそれぞれの思いがあり、選手への直接指導やその後のフォローの仕方も併せて、計算尽くのマスコミ対応だったと聞いています(モノの本によるとね)。
ヤンツー監督も、堅碁や坪内や三門や金根煥に対して(あっ言っちゃった)、精神面も含めてどんなアプローチをしているんでしょうね。あるいはこれからするのでしょうか。そして、それは中3日の湘南戦のメンバーや采配にどう影響するのでしょう?ヤンツー采配、選手の心に火を灯すハート掌握術に期待するところであります。
オフィシャルのトップ画像です。監督が「足りない」と指摘した危機感と責任感を、この背番号17や背番号15が、呼び覚ましてくれることを期待しています。